今日はブックオフ・ロッテシティ錦糸町店に行きまして、そこで稲田豊史さんの『セーラームーン世代の社会論』を発見しました。

著者の稲田氏は、先ごろ内容があまりにも不正確な『ゲームの歴史（全3巻）』という本を上梓したことで経歴に傷をつけてしまいましたが、あの本での氏はあくまでも原案者の考えを清書する役割を負っただけで、本来、ノンフィクションライターとしての稲田氏は、たくさんの関係者に取材し、無数の資料を精読して的確に論評できる力のある優れた書き手なんです。そのことは他の著書、『「こち亀」社会論』や『ポテトチップスと日本人』などを読めばわかります。

今回手に入れた『セーラームーン世代の社会論』もそうですが、現代サブカルチャーを読み解くための重要な書き手の著書として、これからじっくり読んでみようと思います。